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コロナワクチン

  • 執筆者の写真: shinjiro akiba 秋場信二郎
    shinjiro akiba 秋場信二郎
  • 2020年7月14日
  • 読了時間: 6分

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https://covid19.tabipacademy.com/2020/06/24/eu-calls-for-global-alliance-to-buy-covid-19-vaccines-upfront/

今日はフォーラムに紹介された、コロナワクチンの開発が難しい(意味がない?)という投稿を紹介します。

投稿者は、以下のように述べています。

「数カ月間しか効果がないワクチンを探し出そうとするのは、意味があるとは思えません。製薬会社にとっては年に4回もワクチンを投与出来るので素晴らしいことかもしれませんが。さすがに政府も国民もそんな莫大な費用を負担しようとは思わないでしょう。」

彼の発言の背景は、イギリスの研究家たちが、コロナの免疫はたったの数カ月間しか保たないと最近発表したからなのです。

その研究結果を紹介したガーディアン紙のウェッブ版の記事を紹介します。

以下、要約

「Covid-19に対する免疫力は数ヶ月で失われる可能性があることが英国の研究で示唆された」

独占記事:キングス・カレッジ・ロンドンのチームは、感染から3ヶ月後に患者の抗体レベルが急降下していることを発見した。

Covid-19から回復した人々は、数ヶ月以内に免疫力を失う可能性がある。

この種の最初の縦断的研究では、科学者たちは、ガイズ・アンド・セント・トーマスNHS財団の90人以上の患者と医療従事者の免疫反応を分析し、ウイルスを破壊することができる抗体のレベルは、症状の発症から約3週間後にピークを迎え、その後急速に低下することを発見しました。

血液検査の結果、60%の人がウイルスとの戦いの最高潮に「強力な」抗体反応を示したのに対し、3ヶ月後も同じような抗体を保持していたのはわずか17%であった。抗体のレベルは、その間に23分の1にも低下しました。場合によっては、検出できなくなることもありました。

“人はウイルスに対して相応の抗体反応を示していますが、それは短期間で減少しており、ピークの高さに応じて、抗体がどのくらいの期間留まるかが決まります”と、キングス・カレッジ・ロンドンの研究の主著者であるケイティ・ドアレス博士は述べた。


免疫システムは、コロナウイルスと戦うために複数の方法がありますが、抗体が防衛のメインラインである場合は、調査結果は、人々が季節の変化で再感染する可能性を示唆し、ワクチンは長い間それらを保護することはできません。

キングス・カレッジの研究は、症状が出てから3ヶ月間、患者と病院職員の抗体レベルをモニターした初めての研究である。科学者たちは、65人の患者と6人の医療従事者からの検査結果をもとに、3月から6月までの間に定期的に抗体検査を受けることを希望した31人のスタッフの検査結果を導き出した。

風邪の原因となるコロナウイルスは、他にも4種類が広く流通している。"我々がこれらのコロナウイルスについて知っていることは、人々はかなり頻繁に再感染するということです。それが意味することは、人々が生成する保護免疫が非常に長くは続かないということです。Sars-Cov-2と同じように、Covid-19 ウイルスも何度も感染する可能性があります。“ と、スチュアート ・ ニール教授は言った。

ケンブリッジ大学のウイルス学者であるジョナサン・ヒーニー教授は、”この研究は、Covid-19に対する免疫が短命であることを示す証拠が増えていることを確認した”と述べた。"最も重要なことは、集団免疫という危険な概念にもう一つ釘を刺したことです。“

"このウイルスに感染することは良いことではないということを一般の人々に理解してもらうことがどれほど重要なことか、私は強調しておきます。一般市民の中には、特に若者の中には、集団免疫に貢献すると考えて、感染することを気にしない人もいます。しかし感染して免疫力を失うことで、自分自身を危険にさらすだけでなく、今後数年の間に再び感染した場合、より重度の肺疾患のリスクを高める可能性があります。“

これは、ワクチンが自然感染よりも優れた効果を発揮し、大多数の人に一貫した反応を示し、持続的な保護抗体レベルを提供する必要があることを示しています。最終的には、特に最も弱い立場にある人たちには、毎年の増量接種が必要になるかもしれません。これは、毎年のインフルエンザ予防接種と並行して実施される可能性があります。

以上、要約終わり


なぜこの投稿が気になったかというと、当初からコロナワクチンの有効性について疑問視する専門家はいましたが、マスコミはそれらの発言を無視して、ワクチン開発の国際競争を報道しています。


ところが数日前にノーベル賞受賞者の本庶佑氏が、コロナワクチンの開発を疑問視しているとネットで紹介されたのです。


マスコミではなくネットで紹介されたので、まだ世間的には認知が低いかもしれませんが、権威のある(と見られている)科学者の意見ですから、それなりに影響はあるでしょう。


こういった事があった後で、このロンドンのニュースを見たので、ブログで紹介しようと思いました。

本庶佑氏の意見は一部を紹介しますと、

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「そもそも、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスやHIVウイルスと同じように、『DNA』ではなく、『RNA』を遺伝子に持つウイルスです。このRNAウイルスの場合、効果的なワクチンを作るのは難しいことが知られています」

「インフルエンザのワクチンを打っても効かないことが多いのは、流行している間に、ウイルスの遺伝子が変異していくからです。遺伝子が変異してしまうと、ワクチンが効きにくくなったり、まったく効かなくなったりするのです」

「中国で発生して以来、世界各地に広がっていく過程で変異を繰り返し、5月末ですでに数百の変異があるという報告があります。ワクチンが完成しても、開発当初とは異なる遺伝子のウイルスが蔓延しているかもしれない。そうなると、一部のウイルスにしか効かないことも十分にあり得ます」

本庶氏が「首を傾げざるを得ない」と指摘するのが、日本での臨床試験だ。例えば、前出のアンジェスは、大阪市立大学医学部附属病院で臨床試験を開始している。

「日本で開発し、治験までやると言っているグループがありますが、あまりに現実離れした話でしょう」

=====


私は、過去に(大昔)インフルエンザのワクチン接種をしたことがありますが、ここ20年近くは接種した記憶がありません。


効果とリスクを考えると、リスクのほうが大きいと思っているからです。


ただ高齢で特養にいた母親が摂取を受けるのは認めていました。


免疫力が低いし、感染して周りに迷惑をかけたらいけないと判断したからです。


病気や高齢で免疫力が低い人はワクチンが必要かもしれませんが、それでも効くか効かないかは、時の運でしょう。


最も問題なのは、自分が健康であると信じている免疫力が低い人達です。


若くても(というか、若い人ほど)免疫力がとても低そうな人をたくさん見ています。


若いという理由で、自分はコロナに感染しても大丈夫と思うのは、リスクが高いでしょう。

ワクチン開発とワクチン接種には、いつもお金の臭いがまとわりついているように感じます。

個々人の冷静な判断が必要だと思います。

 
 
 

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