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シクロアストラゲノール

  • 執筆者の写真: shinjiro akiba 秋場信二郎
    shinjiro akiba 秋場信二郎
  • 2021年4月15日
  • 読了時間: 3分


今日は、フォーラムの投稿から、老化を防止する作用があると期待されている物質のプログラムを創ったという話を紹介します。


その物質の名前が「シクロアストラゲノール cycloastragenol」です。


私はこの名前を知りませんでしたからネットで検索してみました。


英文ウィキペディアの翻訳では、

「シクロアストラゲノールは、テロメラーゼ活性があるとされるレンゲ属のさまざまなマメ科植物から分離されたトリテルペノイドサポニンです。ヒトCD4およびCD8T細胞に関する予備的な試験管研究では、シクロアストラゲノールがテロメラーゼ活性を適度に増加させ、細胞老化の開始を阻害する可能性があることがわかりました。」とあります。


レンゲ科の植物から抽出したエキスです。


欧米ではとても高価なサプリとして知られているようです。


アメリカ製のサプリ(60錠入り)が楽天で22,964円で売られています。


ここで少し、テロメア、テロメラーゼ、テロメラーゼ活性について勉強してみました。


まずテロメア。ウィキペディアからの一部転載。


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テロメア (telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ。



テロメアはその特異な構造により、DNAの分解や修復から染色体を保護し、物理的および遺伝的な安定性を保つ働きをする。テロメアを欠いた染色体は、細胞によって異常なDNA末端と見なされ、酵素による分解や、修復機構による染色体末端どうしの異常な融合が起こる。このような染色体の不安定化は細胞死や発ガンの原因となる。また、テロメアは細胞分裂における染色体の正常な分配に必要とされる。

テロメアの伸長はテロメラーゼと呼ばれる酵素によって行われる。この酵素がない細胞では、細胞分裂のたびにテロメアが短くなる。テロメラーゼはヒトの体細胞では発現していないか、弱い活性しかもたない。そのため、ヒトの体細胞を取り出して培養すると、テロメアの短縮が起こる。テロメアが一定長より短くなると不可逆的に増殖を止め、細胞老化と呼ばれる状態になる。細胞老化は細胞分裂を止めることで、前述のようなテロメア欠失による染色体の不安定化が起こることを阻止し、発ガンなどから細胞を守る働きがあると考えられている。

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次に大事なテロメアを伸長させるテロメラーゼについて、ウィキペディアからの一部転載。


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テロメラーゼ (英: telomerase) は、真核生物の染色体末端(テロメア)の特異的反復配列を伸長させる酵素。テロメア伸長のテンプレート(鋳型)となるRNA構成要素と逆転写酵素活性を持つ触媒サブユニットおよびその他の制御サブユニットによって構成されている。

テロメラーゼ活性が低い細胞は、一般に細胞分裂ごとにテロメアの短縮が進み、やがてヘイフリック限界と呼ばれる細胞分裂の停止が起きる。テロメラーゼは、ヒトでは生殖細胞・幹細胞・ガン細胞などでの活性が認められ、それらの細胞が分裂を継続できる性質に関与している。このことから、活性を抑制することによるガン治療、および活性を高めることによる細胞分裂寿命の延長、その両面から注目を浴びている。

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人間の細胞の中では生殖細胞と幹細胞にしかこのテロメラーゼは存在しません。


特例として癌細胞があります。いかに癌細胞が特殊なものかわかります。


一方で植物の細胞にはこのテロメラーゼが含まれています。


そのために挿し木でも成長するわけです。


癌患者さんがこのテロメラーゼを摂ると、癌細胞の分裂が盛んになるのか心配ですが、サプリを飲んでいる人たちは、老化を防止する(遅らせる)効果を期待して摂っているのでしょう。


投稿者はスプーキーのMWプログラムを創って公開しています。


高いサプリを買わなくてもすむようにという気持ちで創ったのでしょう。


私は今のところ必要を感じないのでこのプログラムを使いませんが、興味のある方は投稿を探してみてください。


 
 
 

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