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ヒトヘルペスウイルス

  • 執筆者の写真: shinjiro akiba 秋場信二郎
    shinjiro akiba 秋場信二郎
  • 2020年6月22日
  • 読了時間: 10分

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http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/micro/theme/hhv6/index.html

今日は、新型コロナウイルスよりももっともっと一般的で、でもとても恐ろしいウイルスのお話です。


それは、ヘルペスウイルスです。


ヘルペスと聞くと、口や性器に水疱が出来て痛む病気を思い出します。


でもそれはヘルペスウイルスによる病気のほんの1つです。


ヘルペスとはウイルスの名前で、現在150種(株)以上が発見されていて、最近の研究では、原因不明の難病の原因がヘルペスウイルスではないかと疑われている大物です。


口や性器などの感染は、単純ヘルペスウイルスという種類のヘルペスウイルスによる帯状疱疹です。

ヘルペスウイルスが宿主とするのは、哺乳類だけでなく、鳥類、両生類、爬虫類、魚類などもあります。そこで人に感染する株を、human herpes virus(ヒトヘルペスウイルス)と呼びます。


以下にウキペディアからヒトヘルペスウイルスの分類を掲載します。

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単純ウイルス属(Simplexvirus)

学名:Human herpesvirus 1 (HHV-1) = 一般名単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1:herpes simplex virus-1)

学名:Human herpesvirus 2 (HHV-2) = 一般名単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2:herpes simplex virus-2)

バリセロウイルス属(Varicellovirus)

学名:Human herpesvirus 3 (HHV-3) = 一般名水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV:varicella zoster virus)

リンフォクリプトウイルス属(Lymphocryptovirus)

学名:Human herpesvirus 4 (HHV-4) = 一般名エプスタイン・バール・ウイルス(EBV:Epstein-Barr virus)

サイトメガロウイルス属(Cytomegalovirus)

学名:Human herpesvirus 5 (HHV-5) = 一般名ヒトサイトメガロウイルス(HCMV:human cytomegalovirus)

ロゼオロウイルス属(Roseolovirus)

学名:Human herpesvirus 6 (HHV-6) = 一般名ヒトヘルペスウイルス6

1986年に米国ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのSaira Salahuddinらによって発見され、1988年に大阪大学医学部の山西 弘一らによってHHV-6Bが突発性発疹の原因であることが報告された。薬剤性過敏症症候群の関連要因と考えられている。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。

学名:Human herpesvirus 7 (HHV-7)

1990年にアメリカ国立衛生研究所のNiza Frenkelらによって報告され、1994年に大阪大学医学部の田中馨子らによって突発性発疹の原因であることが報告された。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。

ラディノウイルス属(Rhadinovirus)

学名:Human herpesvirus 8 (HHV-8) = 一般名カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV:Kaposi's sarcoma-associated herpesvirus)


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HHV-1とかHHV-6とか番号が付いていますが、その番号の下に変異してaとかbのアルファベットが付きます。

スプーキーのフォーラムに、このヒトヘルペスウイルスに関する新しい発見かもしれない投稿がありました。


紹介します。

以下、要約

「HHV-6 見落とされたライム病、癌、C0VID-19の共同感染元?」

私は妻のライム病をスプーキーパルスとXMジェネレーター(と新型ジェネレーター登場前のソフト)でデータベースをグレードスキャンすることで見事に駆除しました。


Morgellons & Lyme Protocol(モルジェロン病・ライム病プロトコル)には、多くの重要なライム亜種が欠けています(「Lyme Envita」のようなもの:Envitaは下のリンクの1つのソースです)。


毎日のスキャンと治療に2年かかりましたが、彼女は始めてから5-6ヶ月後に大きな改善が見られました。


私は、スプーキーのパルススキャン、ライム病、そしてその多くの共同因子と共同感染について多くのことを学びました。

しかし、ライム、癌、ME/CFS、そして多くの変性疾患において、HHV-6がこれほど重要であるとは知りませんでした。


また、Covid-19に関与している可能性さえ示唆されています。

HHV-6AとHHV-6Bの2つの株があるので、データベースに両方の株が含まれているかどうかはわかりません。おそらく、含まれていないでしょう。何か見解はありますか?

以上、要約終わり


最初に書いたように、世の中で原因不明と言われている難病の本当の原因は微生物感染だと信じています。


今までの医学界は新種のウイルスが発見されれば、病気の原因がそのウイルスによるものだと直ぐに理解できますが、既に発見されているウイルスがどのような病気の患者に存在するのかという研究には熱心でなかったし、そもそも原因がウイルスを含む微生物だと想像もしなかったようです。


上の投稿記事の中の、ME/CFSという病気は聞いたことが無いと思うので、ネットから解説文を下に掲載します。

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ME/CFSとは

【筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群とは】

この病気の中核症状は、日常生活における最小限の活動や簡単な知的作業などによってさえ、著しく急激に症状が悪化して身体が衰弱し、回復が非常に困難なこと。

中核症状の他に、睡眠障害、頭痛・筋肉痛、思考力・集中力低下、筋力低下、起立不耐性、体温調節障害、光・音・食物・化学物質等への過敏性などの症状が長期にわたり持続し、社会生活が送れなくなる神経難病。

通常、ウィルス感染後に発症するというのが欧米諸国における共通認識で、慢性疲労が重症化すると発症するわけではない。

脳と中枢神経に影響を及ぼす複雑な慢性疾患で、機能障害は全身に及び、癌や心臓病、エイズのような他の極めて重症な疾患と同様に、患者の生活の質を著しく低下させる。

1969年よりWHOで神経系疾患(ICD-11 8E49)と分類されており、国際的に認められた診断基準があり、疾病概念が確立している病気だが、詳しい病態は未だ不明で有効な治療法もなく、成人が発症前のレベルの身体機能を取り戻す率は0~6%との報告がある。

国内の患者は人口の0.1%と推定され、子供でも発症する。

【日本の患者の置かれている現状】

日本においては、ストレスが原因の疲労の病気としての研究が長年続いている。

世界保健機関で神経系疾患と分類されているにも関わらず、今まで神経内科の研究がほとんどなかったことは大きな問題。

治療薬の研究に国の予算が投じられてこなかった。

ほとんどの患者は通常の日常生活が送れず、職も失い、経済的に非常に困窮している。

慢性疲労症候群という病名ゆえに疾患の深刻さが矮小化され、ほとんどの医療関係者が「疲労の病気=怠けている」と思い込んでおり、患者たちは偏見と誤解に苦しんでいる。

指定難病の対象疾患からも、障害者総合支援法の対象からも外れており、介護が必要な状態でも福祉サービスが受けられないために、必要な休養を取ることが出来ずに症状が悪化。

専門医がほとんどいないために、診断すら受けられない人が日本中に数多くいる。

【平成26年度厚生労働省の実態調査から浮かび上がってきた患者の深刻な実態】

寝たきりに近い重症患者が約3割。

家事が「できない」、「少しだけ」と回答した患者は7割近く

⇒これらの7割の患者が居宅介護を必要としているものと推察される。

軽症患者でさえも、86.9%の患者が家事後に症状が悪化し、44.6%が症状の悪化の回復に24時間以上を要し、寝たきりになることがあると回答。

通院後に寝込む患者が全体の76.7%、軽症でも58.0%。

⇒通院すら困難である状況で、必要な医療を受ける権利が保障されていない。

「通院以外の外出がほとんどできない」、「全くできない」患者は全体の46.3%、中等度の患者でも半数近い方が通院以外はほとんど外出できない。

20歳未満の発症は全体の19.1%、6割弱の就学患者が就学・通学を継続できなかった。義務教育の生徒17名中、特別支援教育を受けていた生徒は2名、6名が通学できなかったと回答。⇒義務教育を受ける権利すら保障されていない。

仕事を継続できたのは2%のみで、重症や中等度の患者のほとんどは働けず、現在働いている人はパートやアルバイトの方がほとんど。

NPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」のHPより転載しました


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日本ではまったく陽の目をみない病気です。


世間の関心も呼びません。


本人と家族にとっては地獄のような日々をすごさなくてはなりません。


一生続きます。


何故日本の医学界においてこの病気と真剣に取り組んで、解決策を見付けようと思う人が表れないのでしょうか?


実際には存在するけど結果が出てないのでしょうか。


いずれにしても、もし投稿主が言うように、HHV-6が共同原因で、これを殺傷すれば病気が治るのであれば、大発見です。


医学界は無視するでしょうけど。

投稿の中に、リンクが2つありました。


1つ目のリンクは、新型コロナウイルスの患者が川崎病に罹患するケースの原因がこのHHV-6bではないかという論文でした。


もう1つのリンク先は、ある古い論文を紹介した記事で、大事なので下に機械翻訳を載せておきます。


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「HHV-6の癌および慢性疾患との関連性について」

2014年4月15日


80年代半ばに発見されたヒトヘルペスウイルスであるHHV6は、ライム病の原因となる悪名高い細菌であるブルグドルフェリ菌とともに、ほぼすべてのライム病患者で活動しています。HHV6は、しばしば共感染と呼ばれていますが、ライム感染と一緒に感染することはありません。ヒトヘルペスウイルス(HHV6)は日和見性であり、宿主の中で不活発で、環境抵抗力が最も弱い時に攻撃できるのを待っています。ライム感染は、HHV6が出現させる機会の一つです。

ヒトヘルペスウイルスには、HHV-6AとHHV-6Bの2種類があります。この2つのウイルス株はほぼ同じですが、宿主内での活性化サイクルが異なるだけです。

HHV-6A

この特定のHHV-6株は、ライム病、慢性疲労症候群(CFS)、多発性硬化症(MS)、エイズ、および癌の患者によく見られます。多くの場合、成人宿主に感染し、神経症状や疲労と関連しています。

HHV6B

2歳までにほぼ100%の子供が罹患し、乳幼児では発熱と脳炎を呈するのが一般的です。HHV-6Bの再活性化は、移植を受けたすべての年齢の患者にも起こります。HHV6のB株は、軽度のインフルエンザ様症状と一部の症例での発疹が特徴です。この株の進行は、高熱、脳炎、さらには発作を伴います。ほとんどの場合、最初の活性化後は、ウイルスは休眠状態または潜伏状態にあります。HHV6Bの再活性化は、移植患者の4%で発生し、脳炎、肺炎、肝不全などの合併症を引き起こします。

2つのウイルス株の違い

ほぼ同じであるにもかかわらず、2つの株の疫学と病原性には違いがあります。HHV-6Bは幼児期(保育園での感染が多い)に獲得され、乳児期にはほとんどの人の90%が感染しますが、HHV-6Aは一般的に成人になるまで見られません。どちらのバージョンのウイルスも唾液中で発見されることがあり、唾液により感染が広がると考えられています。

HHV6に伴う危険性

HHV-6は免疫不全の患者、特に臓器移植や骨髄移植を受けた患者、HIV陽性者、慢性ライム病を合併している患者にとって最大の関心事です。病気や感染症を撃退する能力を助ける体内の多くの細胞を攻撃することによって、HHV6は免疫を抑制し、その過程で他のウイルスを活性化することができます。

HHV-6は長期間休眠状態にありますが、いったん再活性化すると、すぐに感染する可能性があります。休眠状態にある間、ウイルスは唾液腺、腎臓、または脳で再活性化されるまで待機します。

癌との関連

多くの癌を含む慢性疾患とウイルスとの関連性がますます多くの研究で明らかになってきているため、HHV6は継続的な研究の最前線にあります。癌との関連性は、細胞周期を制御し、腫瘍抑制因子として作用するP53と呼ばれるタンパク質を介してもたらされます。HHV6はこの特定のタンパク質を攻撃することが知られており、癌患者ではしばしば活性を示すことが確認されています。


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常に言っているように、ウイルスを含む怖い微生物は常在菌としていつも人間の身体で我々と共生しています。


彼らから受ける恩恵が無ければ我々人類は生きていけません。


ここはとても大事なポイントです。


彼らが腸内から直接脳に信号を送って体を正常に機能させています。


日和見菌として生きているバランスの取れた微生物叢が、宿主の人間の免疫力が低下することで、一気にバランスを失い、日和見菌たちが増殖して悪さを起こします。


サプリや薬を飲むよりも微生物叢のバランスを取ることを最優先にした方が健康への近道だと思いませんか?

投稿主が言うように、最新のスプーキーのデータベースにはHHV-6のプログラムはありますが、a,bのような亜種はありませんでした。


ただ、間違いなくこの投稿を見たユーザーの誰かがしばらくすると作って公開してくれると思います。

こうやって世の中の難病が治療可能(それも安くて簡単な方法で)になることを祈っています。

 
 
 

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