今日はフェイスブックグループに投稿された、気象病に関する記事の紹介です。
まず投稿者が質問します。
投稿者: 「誰か私にピッタリのプログラムを示してくれませんか?」
私は気候変動にとても敏感です。
降雪、降雨、強風などが来る前に、頭痛・視界のかすみ・めまいが起こります。
これらの症状が起きると、すぐにバイオフィードバックスキャンを行いその結果を照射して、それぞれ個別の症状に対応するプログラムを照射します。
これで治るのですが、私としてはそもそも気象変動による身体へのインパクトを小さくしたいのです。
なぜ気象病が起こるのかが分かりません。
(筆者)それに対していろいろな返信がありました。
「シューマン共鳴じゃない」
「内耳に関するいろいろなプログラムがあるので、一つずつ試してみたら」
そして最後に
メンバーA:
私も同じ症状が起きます。
最近分かったのですが、こういった症状を起こす原因は「マスト細胞活性化症候群」みたいです。
ヒスタミンの過剰反応だそうです。
私はこれからマスト細胞活性化症候群に対応するプログラムを探してみるつもりです。
(以下、筆者)
世間で言うところの「季節の変わり目」に、私も必ず体調を崩します。
まだ一般的な認知は低いですが、気象病です。
前日比5度以上気温が下がる日が増えてくると、体がだるくて重くなってきます。
こういった気象病に対応するプログラムを見つけられずに我慢しています。
私の症状は上の投稿者の症状に比べたらどうってことのないものですが、投稿者さんのような方は女性に多くいるようです。
こういった自律神経失調症のような症状は、昔からある西式健康法で治るのですが、病気に困っていない普通の人が継続して実践するのはなかなか難しい健康法です。
そういえば自律神経失調症という言葉は病名ではないのですが、昔からよく使われています。
しかし英語には対応する言葉がありません。
ですからスプーキーを使い始めた頃に、自律神経失調症に効くプログラムを探そうとして見つからなかった経験があります。
こんな経験があったので、今日読んだフェイスブックグループの投稿記事の最後のコメントにとても興味がわきました。
そこでマスト細胞活性化症候群(Mast Cell Activation Syndrome)について調べました。
Mast Cellは日本語では、マスト細胞とか肥満細胞と呼ばれています。
この細胞は肥満とは関係ないのですが、形がボテッとして太っているように見えるので肥満細胞と名付けたようです。
ちなみにMastとはブナの実などの木の実のことだそうです。
以下にMCASについて罹患しているアメリカ人医師のブログを紹介しているサイトがあったので転載します。元のブログは
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2014年1月4日
去年の今頃まで、マスト細胞活性化症候群(MCAS)について聞いたことがありませんでした。最初にその名前を聞いたとき、私はそれが「作られた」病気だと思いました。 その後、私はそれが実際の診断であり、それについてたくさんのことを学びました。例えば、
◎MCASは新しく認識された自然免疫系 (細菌、ウイルス、寄生虫、他の侵入物に対する身体の防御作用の前線)の病気である.
◎MCASの患者の大部分が女性である.
◎症状は、身体の中に過度のヒスタミンがあることで引き起こされ、身体のほとんどすべての部分に影響を与えうる(下記の完全なリストをみてください).
◎MCASはとてもありふれた病気である(ドイツ人の17%がなんらかの程度で罹患しているというデータもある).
◎これは生まれてから後に罹患する、つまり、生まれつきMCASに罹患している人はいない、そして、ある特定の人にどうして発症するかは解明されていない.
私は、これまでの人生の間で MCASを発症した不運な人々の1人です。 この病気が無かったらと本当に願っていますが、他の人を助けることができることを願って、私の体験を書き記します。
マスト細胞は、自然免疫細胞で、細菌、ウイルス、寄生虫に対しての保護をする役割がありますが、アレルギー反応に関与していることが最もよく知られています。マスト細胞が脱顆粒する、すなわち、破裂すると、ヒスタミンや他の化学物質が放出され、アレルギーに関連する症状を引き起こします。例えば、鼻水、喘鳴、蕁麻疹などです。私たちのほとんどは、アレルギー症状に使う、Claritin, Allergra, Zrytecなどの抗ヒスタミン剤のことを知っていると思います。これらの薬はマスト細胞がヒスタミンを放出することを阻止しませんが、ヒスタミン受容体をブロックすることにより症状を防ぎます。
マスト細胞活性化症候群(マスト細胞活性化障害MCADとしても知られています)では、マスト細胞が過度に脱顆粒し、過度量のヒスタミンを放出し、有害な症状が発症します。症状は、人によって異なり、しばしば時の経過とともにて悪化します。過度のヒスタミンがあることで、1から2個の症状を示す人もいれば、本当にたくさんの症状がでてくる人もいます。蕁麻疹は、マスト細胞の脱顆粒と関連した、よく知られた症状ですが、MCASの患者の多くは、蕁麻疹や皮膚の所見がありません。 私は蕁麻疹を発症したことはありません。私のMCASの皮膚の症状としては、ときどき、顔が赤らむことだけです。
カナダのマスト細胞症の会のサイトによると、MCASの最もよくみられる症状は、以下のものです。
胃腸管系の症状、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、腹が張った感じ、栄養吸収障害(これは、セリアックや過敏性腸症候群にとても似ていると思いませんか?)
低血圧
疲労
喘鳴、ぜいぜいする
痒み、赤み、蕁麻疹
失神の発作、めまい
骨の痛み
認知障害(ブレインフォグ、思考に霧がかかったよう)
不安
急激な体重増加や体重減少
アナフィラキシー(即時型過敏反応)
胸部痛および/または心拍増加
太陽光への過敏
MCASの人において、マスト細胞の脱顆粒のトリガーとなるよく知られたものを以下に列挙します
虫さされ
NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)や麻薬などの鎮痛剤
ヒスタミンを多く含んだり、ヒスタミンの放出をトリガーすると知られる食べ物や飲み物
極度の温度、高温および低温の両方
運動
香水や化学物質などの強い臭い
皮膚に対する摩擦、圧力、振動
感情的および身体的ストレス
今の時点で、私のMCASのトリガーは、ヒスタミンのレベルが高い食べ物と、ヒスタミンを放出する食べ物で、例えば、発酵食品、亜硫酸塩が添加された食べ物や飲み物です。詳細は、2013年7月の記事に書いてありますので、参照してください。去年の夏の終わりにMCASの治療を始めて以来、セリアック病の所為だと思っていた他の食品不耐性が、とてもよくなっています。私の亜硫酸アレルギー/不耐性も、MCASの所為のようです.
MCASの最初の症例は、2007年か2008年に医学誌に発表されました。ですから、ほとんどの場合、大学の医学部で勉強した医師は、本当に若い医師たちだけです。全身性肥満(マスト)細胞症(SM)は、よく知られている、とての(筆者注:「の」ではなくて「も」では?)重度の肥満細胞の疾患であり、身体の中に過度に多量のマスト細胞があって、身体の他の部分、例えば骨髄などを侵害します。MCASの患者では、マスト細胞の数は正常ですが (ここが、SMとの違いです)、存在するマスト細胞が、過度に活性化されており、通常よりも過度に頻繁に脱顆粒してしまいます。SMとMCASの症状は多くは共通していますが、MCASでは、重症度がより低くなっています.
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この医師の記事にあるように、最近わかった病気なので、普通の医師は存在を知らない可能性が高いです。
受診しても解明されない慢性的な症状が上に書いてある症状と同じなら、MCASを疑ってみる価値はあると思います。
さてここからが大事なポイントです。
スプーキーにはすでにMCAS用のプログラムが存在しています。
画像のプログラムの列の4番目から下はいわゆる抗ヒスタミン剤だと思いますが、他にMCAS用の薬剤も入っているかもしれません。
次に気象病が起きたらすぐにこのプログラムを使ってみようと思います。
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