足底線維腫症・デュピュイトラン拘縮
- shinjiro akiba 秋場信二郎
- 2021年4月6日
- 読了時間: 4分

前回(3月30日)、これからはスプーキーのフォーラムに投稿された記事の中で、自分で面白いと思ったものだけを紹介しますと書きました。
するとある方から連絡があり、スプーキーに関して初心者の方たちはいろいろな(たくさんの)情報を必要としているので、単純な話でも伝えて欲しいと要請がありました。
そこで今まで通りのスプーキーに関する雑多な情報をお伝えするスタイルを続けようと思います。
よろしくお願いします。
ということで、今日はレビューサイトから足底線維腫症とデュピュイトラン拘縮という病気に関する投稿を紹介します。
まずは、聞き慣れないデュピュイトラン拘縮という病気の説明です。
千葉県柏市にある名戸ヶ谷病院というところのHPから転載します。

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デュピュイトラン(Dupuytren)拘縮とは、手掌から指にかけてひきつれができ、徐々に指が伸ばしにくくなる病気です。手のひら(手掌)の皮下にある手掌腱膜の線維(コラーゲン)が過剰に増殖し、紐状の拘縮索(こうしゅくさく)が形成されることが原因です。
病気が進行すると指が曲がって伸びなくなり、手を使う動作がしにくくなって、指が日常生活に支障をきたします。
※ 日常生活の例:机に手をつく、手洗いや洗顔、握手、大きなものを掴む、車の運転、手を使うスポーツなど
手術では、手のひらや指の皮膚を切開して、デュピュイトラン拘縮の原因となっている拘縮索を切除します。(※拘縮索:手のひらや指にある腱膜などにコラーゲンが異常に沈着して形成された太い束(コード)。)
従来から行われている手術方法の多くは、
・ 全身麻酔や伝達麻酔(腕の付け根であるに注射)
・ 入院を要すること
・ 比較的大きな皮膚切開を要すること
・ 神経血管損傷のリスク
などが問題視されています。手術の利点としては、複数指(たとえば中指・環指・小指の3本)の治療が同時に行えることです。
最新治療:酵素注射療法(コラゲナーゼ注射療法)
従来、この病気には手術しか治療法がなかったため、新しい治療薬の開発が期待されていました。今から20年以上前、Hurst博士らは、ある細菌が分泌するタンパク分解酵素(コラゲナーゼ)がデュピュイトラン拘縮の治療に有効であることを発見しました。この新しい酵素を用いた治療「酵素注射療法」は、アメリカでは2010年からFDA(アメリカ食品医薬品局)により認可され、既に7万人以上に使用されています。商品名「ザイヤフレックス」注射剤は、既に世界30カ国以上で承認販売されていますが、ようやく日本でも製造販売が認可され、2015年9月から発売が開始されました。当院の担当医は、治験段階からこの新しい注射剤に注目していたため、市販後、速やかに「ザイヤフレックス」の使用を開始し、千葉県で初となる症例の治療を成功させています。その後も実施症例数は増加し、千葉県を含む関東圏内でも有数の使用実績をあげています。
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ネットで検索すると今でも手術が一般的な治療法になっているようです。
恥ずかしながら私はこの病気について知りませんでした。
なかなか厄介な病気のようですね。
次に足底線維腫症の説明です。
これも下北沢病院というところのHPからの転載です。
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足底線維腫は足の土踏まず部分にできるコブで、かかとからつま先までの足底に広がる足底筋膜という組織の中で発症します。片足または両足で起こる良性の腫瘍で、通常は治療しないと自然に小さくなったり消失することはありません。
はっきりとした原因は分かっていません。痛みは有る人と無い人がいますが、痛みの有る場合は合わない靴によって趾が靴に当たってしまうことが多くの原因として挙げられます。歩行時や裸足で立っている時に痛みが起こることもあります。
原因がはっきり分かっていないため、予防法もはっきりしていませんが、痛みがある場合は、クッション性のあるインソールを靴に入れると良いでしょう。
初期の場合は、クッション性のある市販のインソールを靴に入れてみましょう。オーダーメイドで処方することもできます。重度の場合には手術をお勧めしております。
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こちらの方は、治療としては手術しか無いようです。
スプーキーの投稿は・・・
以下、要約
2021年1月22日に、デュピュイトレン拘縮用のプログラムを照射しました。
すると、1~10の痛みの尺度で5だった足の痛みが2まで減りました。
5の痛みで私は毎晩目が覚めていたのです。
手の病気のデュピュイトレン拘縮用のプログラムが足の病気にも効いたわけです。
次に2021年1月25日に、スプーキーのプラズマ(ファナトロン)を使ってデュピュイトレン用のプログラムを照射したところ、痛みが完全に緩和されました。
今では足の指を広げて足を伸ばすことができ、最悪時8だった痛みがゼロになりました!
以上、要約終わり

投稿者さんはデュピュイトレン拘縮ではなくて、足底線維腫症でした。
でも使用したプログラムは、デュピュイトレン拘縮用のプログラムだったわけです。
手の病気のプログラムが足の病気にも使えるとよく気付きましたね。
フォーラムに書いてあったのでしょうか。
投稿者さんは最初にたぶんコンタクトモードで照射したのだと思います。
次はプラズマを使ってより効果があったのですね。
手術もせずに治ったのは奇跡のようです。
良かったですね。
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