量子もつれ
- 秋場信次朗 Shinjiro Akiba
- Jul 16, 2019
- 5 min read

つい3日前(日本時間では2日前)イギリスのグラスゴー大学の研究チームが、「量子もつれ」状態の光子を画像で捉えたというニュースが発表されました。
私の拙い知識で「量子もつれ」を説明しても混乱を招くだけですので、このニュースを取り上げた「ニコニコニュース」をこれから転載しますが、スプーキーが「スプーキー」と名付けられた理由である「量子もつれ」が画像でも証明されたわけで、世の中の既成概念がひっくり返る切っ掛けになると思います。
簡単に言うと、2つの粒子が対になっていて、たとえ銀河の両端に離れていても、同じ状態で存在する、1つの粒子の状態を変えると遠くに離れたもう1つの粒子も同じように変わるということです。
つまり対になった2つの粒子が同じ情報を共有するということです。
この原理を応用して、量子コンピューターは作られています。
この主張がなされた1930年代に、アインシュタインは自分の「特殊相対性理論」と矛盾するといって、この理論に反論しました。
その時に使った言葉が、「Spooky action at a distance」で、日本語で「不気味な遠隔作用」と訳しています。
この時の「Spooky」という言葉をもらってSpooky2という商品名にしたわけです。
スプーキーのリモートモードについて説明すると、既成概念に凝り固まった人たちから「とんでも科学」と言われて、まったく信じてもらえないのです。
スプーキーに自分の爪を置いて、その爪に微弱電流に乗せた周波数を照射すると、どんなに離れていても爪の持ち主の肉体に、周波数を照射したと同じ効果が起きる。
同じように、スプーキー・スカラーに、自分の小水や唾に薬やエッセンシャルオイルを入れたガラス瓶を置いてスカラー波を照射すると、小水や唾に入っている微生物(ガン細胞も含む)が薬やエッセンシャルオイルから受ける影響が(情報が)、DNAの持ち主の体に伝わって、持ち主も同じ効果を得ることができる。
これらの働きの根本原理が「量子もつれ」なのです。
もちろん最先端の科学では、すでにこの量子の特徴を利用して、量子コンピューターが開発されていますし、最先端の宇宙物理学でもこの量子の性格を使ってパラレルワールド論が展開されています。
しかしながら未だに世間一般では、気付いてもらえないようです。
今回の画像を切っ掛けに、宇宙のすべての大元の量子の働きが理解されるようになることを期待しています。
それでは、以下転載
世界初!「量子もつれ」の画像撮影に成功
Point
■世界で初めて「量子もつれ」の様子を捉えた写真の撮影に成功した
■「量子もつれ」の状態では、2つの粒子が不可分につながっており、片方への影響が即座にもう一方へと及ぶ
■装置によって「量子もつれ」状態が作り出された2つの光子は、別の道をたどった後に同じタイミングで撮影されたが、1つの状態を共有していた
かつてアインシュタインが「不気味な遠隔作用」と述べた「量子もつれ」現象。
遠く離れた2つの粒子が何の媒介も無いのに「同期」して振る舞う、アインシュタインの特殊相対性理論に反している現象とされている。
「何がなんだか…」といった感じだが、とにかく一般人だけでなくアインシュタインの直観にも反していた不思議な現象なのだ。
しかし今回、世界で初めて「量子もつれ」現象の様子を捉えた写真が公開された。
研究はスコットランドのグラスゴー大学の物理学者らによって発表され、論文は「Science Advances」に掲載されている。
物理状態を共有する運命のペア
これはただのぼやけた白黒写真ではない。
量子コンピューティングなどの基礎理論となる、直観的には理解し難い量子力学を実証するような「粒子の相互作用」を捉えたものであるからだ。
「量子もつれ」の状態では、2つの粒子が不可分につながっており、片方への影響が即座にもう一方へと及ぶ。
そしてその相互作用は、たとえそれらの粒子の間にどれほどの距離があろうと実現される。
たとえ銀河の端から端でも、だ。
このふるまいこそが、アインシュタインに「不気味だ」といわしめた遠隔作用である。
公開された写真は、2つの光子の間の量子もつれを示すものだ。
2つの光子が相互に作用して一瞬にして1つの物理状態を共有している。
この写真を撮るために、研究チームは量子もつれを起こす光子を生み出す装置を開発した。
この装置を通過するときに光子は自らともつれ合う“片割れ光子”を発見し、超高感度カメラがその状態を撮影するのだ。
撮影された光子のペアは、4度イメージが捉えられ、そのたびに異なる位相に推移していることが分かる。

カメラが捉えた「量子もつれ」
量子もつれを起こした光子は、「β-Barium Borate(メタホウ酸バリウム)」と呼ばれる液晶を介することで、こうした4つの位相の推移を引き起こした。
さらにチームは、そのペアが液晶を通過させない場合でも同じ位相の推移を実現させ、その画像を捉えることに成功した。
実験に用いられた装置は以下のようなものだ。

図の左下から発射された量子もつれ状態の光子のペアは2つに分かれ、1つは左に向かい4つのフィルターを通過する。
そして“片割れ”はまっすぐに進み、フィルターを通過しないが、フィルターを通過した“片割れ”と同じフェーズの推移をみせた。
シャッターが切られたタイミングは同時である。
そして別方向に進んだ2つの光子が、同じタイミングで同じふるまいをみせていた。
つまり、これこそが「量子もつれ」に他ならないのだ。

アインシュタインの特殊相対性理論に反していると主張して有名となった量子もつれは、後に物理学者ジョン・ベルが「ベルの不等式」を確立することによりその存在が確認されるようになった。
ただでさえ直感で理解しにくい「量子もつれ」という現象を、初めて写真に捉えたこの研究の功績は大きい。
チームは、この研究が特に量子コンピューターの分野に大きく貢献する可能性があると述べている。
以上、転載終わり
今日はあまり面白くない記事でしたが、つい嬉しくなって紹介してしまいました。
スプーキーのフォーラムでも、同じように嬉しくなって投稿した人がいました。
失礼しました。
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