- 秋場信次朗 Shinjiro Akiba
- Dec 16, 2019
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今まで2度、このブログで慢性閉塞性肺疾患について触れました。
スプーキーによる治療法と、スカラーを使った治療体験についてで、どちらも治療法の紹介で、その原因については触れていません。
この病気は、以前は慢性気管支炎とか肺気腫と呼ばれていたものを総称したものです。
そして専門家によると、この病気の原因は「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます」(学会のサイトより)ということで、いかにもタバコ喫煙者の病気であるかのように説明しています。
ここ数十年間アメリカでも日本でも喫煙者の数は大きく減っていますが、COPD の患者数はうなぎ登りで増えています。
ヨーロッパでは第3位の死亡原因となっているそうです。
これは過去に喫煙していた人が高齢になって COPD を発症したかのように見えますが、何か変だなと感じていました。
というのも、私の周りに若者や中年層の COPD 患者が多くいるからです。
彼らはまったく喫煙経験がありません。
ところで、私が毎日チェックするブログはいくつかあるのですが、その中のあるブログの昨日の記事を見て「やっぱり、そうだったのか」と思ったことがあったので、今日はそのことを書きます。
そのブログによると、ハーヴァード大学とフランスの国立医学健康研究センターの30年に渡る調査・研究の結果、COPD の原因はもしかすると漂白剤と消毒剤に含まれる第四級アンモニウム塩や第四級アンモニウム化合物ではないかと、そのリスクを発表したそうです。
このことをイギリスのガーディアン紙が記事にしたのが、2017年9月11日だったのです。
2年以上も日本では話題に上らなかったのですね。
私がいつも言っている身の回りの化学製品のリスクの中でも、リスクの高い化学品が漂白・消毒剤です。
あの有名な、TVのコマーシャルで嫌になるほど製品名を聞かされている商品がこの第四級アンモニウム塩を含んでいました。

そしてこんな本がすでに2010年に発売されていたことは知りませんでした。
みなさんの身の回りの商品に、「除菌〇〇」と除菌の文字が入っていれば間違いなく第四級アンモニウム塩が入っています。
これらを鼻や口から吸引して肺に入るわけですね。
妊娠していれば当然胎内の子供にも侵入しますね。
第四級アンモニウム塩については使用基準や制限がまったく無いようです。
同じような問題の製品は、製造販売元のアメリカでやっと発売禁止になった、ラウンドアップという除草剤です。
日本では今でも誰でも普通に買うことが出来ます。
ネット検索すると「ご家庭で使える安心な除草剤」と謳って紹介しています。
無知な消費者は何をされてもよいのでしょうか?
何をされても黙っているのでしょうか?
ラウンドアップの成分であるグリホサートイソプロピルアミン塩は海外では、「グリホサート」と呼ばれて猛毒扱いの発癌物質です。
まあ、メーカーの非道を非難したり、怒っても問題は解決しません。
みんなの意識が変わるのを待たなくてはなりません。
それまでの間は、スプーキーや食事・運動などの正しい生活でデトックスするしかありませんね。
最後に、2年前の新聞記事を紹介してくれたブログのリンクを貼っておきます。