- 秋場信次朗 Shinjiro Akiba
- Feb 4, 2020
- 8 min read

今日は、久しぶりにフォーラムの投稿記事を紹介します。
全身性強皮症に罹患したメンバーからの投稿です。
少々長くなりますが、厚労省管轄の財団(難病情報センター)のHPから、全身性強皮症についての説明を転載します。
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強皮症には全身性強皮症と限局性強皮症があり、両者は全く異なる疾患ですので、この区別がまず重要です。限局性強皮症は皮膚のみの病気で、内臓を侵さない病気です。
一方、全身性強皮症は皮膚や内臓が硬くなる変化(硬化あるいは線維化といいます)が特徴です。
限局性強皮症の患者さんが、医師から単に「強皮症」とだけいわれて、全身性強皮症と間違えて不必要な心配をしていることがしばしばありますので注意が必要です。
次に大切な点は全身性強皮症の中でも病気の進行や内臓病変を起こす頻度は患者さんによって大きく異なるということです。患者さんによっては病気はほとんど進行しないことから、従来欧米で使われていた「進行性」全身性硬化症という病名の「進行性」という部分はこの病気には適切でないことから、今は使われなくなりました。
このように全身性強皮症の中でもいろいろなタイプ(病型といいます)があることがわかってきたことから、国際的には全身性強皮症を大きく2つに分ける病型分類が広く用いられています。
つまり、典型的な症状を示す「びまん皮膚硬化型全身性強皮症」と比較的軽症型の「限局皮膚硬化型全身性強皮症」に分けられています。
前者は発症より5~6年以内は進行することが多く、後者の軽症型では進行はほとんどないか、あるいはゆっくりです。この病型分類のどちらに当てはまるかによって、その後の病気の経過や内臓病変の合併についておおよそ推測ができるようになりました。
男女比は1:12であり、30~50歳代の女性に多く見られます。ごく稀に小児期に発症することもあります。
また、70歳以降の高齢者にも発症することもあります。
全身性強皮症の病因は複雑であり、はっきりとはわかっていません。しかし、研究の進歩によって3つの異常が重要であることが明らかとなりました。その3つの異常とは(1)免疫異常( 自己抗体 を産生)、(2) 線維化 (線維芽細胞の活性化によって生じます)、(3)血管障害(その結果、レイノー症状や指先の潰瘍などが生じます)です。それぞれの異常についてはだんだんわかってきましたが、まだこの3つの異常がお互いにどの様に影響し合って全身性強皮症という病気になるのかがわかっていません。全身性強皮症の病因をジグソー・パズルに例えると、一つ一つのピースはだんだん集まってきましたが、まだいくつかの重要なピースが欠けていて、全体のジグソー・パズルが完成していない状態といえると思います。
症状は?
1.レイノー症状:
冷たいものに触れると手指が蒼白~紫色になる症状で、冬に多くみられ、初発症状として最も多いものです。治療としては保温が大切です。
2.皮膚硬化:
皮膚硬化は手指の腫れぼったい感じからはじまります。人によっては手のこわばりを伴います。また、今まで入っていた指輪が入らなくなったことで気づかれることもあります。典型的な症状を示す患者さんでは、その後、手背、前腕、上腕、体幹と体の中心部分に皮膚硬化が進むことがあります。注意してほしい点は、すべての患者さんで皮膚硬化が体幹まで進行するわけではないということです。つまり、前述した「びまん皮膚硬化型全身性強皮症」では時に体幹まで硬化が進行しますが、「限局皮膚硬化型全身性強皮症」では体幹の硬化はきわめてまれです。
3.他の皮膚症状:
爪上皮(爪のあま皮)の黒い出血点、指先の少しへこんだ傷痕、指先や関節背面の潰瘍、毛細血管拡張、皮膚の 石灰沈着 、皮膚の色が黒くなったり、逆に黒くなった皮膚の一部が白くなったりする色素異常などがみられます。特に、指先や関節背面の潰瘍に潰瘍ができたときには、自分で処置をせず、主治医に処置してもらうことが大切です。
4.肺線維症:
ひどくなると空咳や息苦しさが生じ、酸素吸入を必要とすることもあります。前述した「 びまん型 全身性強皮症」で比較的多く見られる合併症です。肺線維症があると細菌が感染しやすくなり、肺炎を起こしやすいので注意が必要です。痰が増えたり、発熱が生じたら直ぐに主治医に連絡して下さい。
5.強皮症腎クリーゼ:
腎臓の血管に障害が起こり、その結果高血圧が生じるものです。急激な血圧上昇とともに、頭痛、吐き気が生じます。 ACE阻害薬 という特効薬による早期治療が可能ですので、このような症状が起きたときには、直ぐに主治医に連絡して下さい。
6.逆流性食道炎:
食道下部が硬くなり、その結果胃酸が食道に逆流して起こるもので、症状としては胸焼け、胸のつかえ、逆流感などが生じます。現在は症状を抑える治療法が開発されていますので、このような症状がでたときには主治医に相談して下さい。
7.その他の症状:
手指の屈曲拘縮、関節痛、便秘、下痢などが起こることがあります。
治療法は?
現在のところ、全身性強皮症を完全によくする薬剤はありません。しかし、あきらめないで下さい。最近の進歩によって、ある程度の効果を期待できる治療法は開発されてきました。特に発症から5~6年以内の「びまん型全身性強皮症」では治療の効果が最も期待できます。代表的な治療法として、(1)ステロイド少量内服(皮膚硬化に対して)、(2)シクロホスファミド(肺線維症に対して)、(3)プロトンポンプ阻害剤(逆流性食道炎に対して)、(4)プロスタサイクリン(血管病変に対して)、(5)ACE阻害剤(強皮症腎クリーゼに対して)、(6)エンドセリン受容体拮抗剤( 肺高血圧 症に対して)などが挙げられます。一方、前述した「限局皮膚硬化型全身性強皮症」では皮膚硬化の範囲も狭く、重い内臓病変もないため、症状を抑える治療法(対症療法)が主体となります。現在、研究班では全国の患者さんができるだけ早く、一番効果が期待できる治療が受けられるように、内臓各臓器ごとの重症度分類を作成し、その重症度に従って最も適切と考える治療の選択肢を示した治療指針試案を公表しました。(強皮症研究会議のホームページで見ることができます。)
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日本では政府公認の難病に指定されている病気です。
それではいよいよ投稿記事です。
以下、要約
投稿者(アメリカ人男性):
私は全身性強皮症です。
スプーキーで治療をしていますが、以下がこれまでに私が経験したことです。
過去3か月間、皮膚、関節、目、手足の状態が悪化し続けています。
肺の硬化は改善されていて、最後のレントゲン写真では何も悪い部分は無かったです。
テンズパッドを使ったバイオフィードバックスキャンの結果を照射するのは効果がありました。
でもプラズマ、コンタクトモード、スカラー、PEMFコイルなどについては、一時的に症状が緩和されるのですが、症状の改善には至っていません。
バイオフィードバックスキャンは週に1回か2回行っていて、ヒットする周波数の数はだんだん減ってきています。
メインのプログラムは、リンパ系、線維症、石灰化、ナノバクター、EBV、強皮症などのプログラムを使いました。
メチル化プログラム、筋・筋膜疼痛症候群プログラム、線維症プログラムは痛みの緩和を得られます。
最近は肥厚した皮膚に尿素クリームを塗っています。
食事には気を付けていて、水も水道水は飲んでいませんし、フッ素添加の水も飲んでいません。
最近は身体の深部が痒かったり、痛んだりします。
エドガー・ケーシーのキャスターオイルを使ったパックとリンパドレナージュのマッサージはよく効いています。
私はみなさんにスプーキーでどのように治療すれば良い方向に向かうことが出来るのか聞きたいのです。
全身性強皮症は自己免疫疾患と言われています。
だったらスプーキーで治療することが出来ると信じています。
自分では今までスプーキーで上手に治療してきたと言えません。
本質の周りの部分をうろついていて、まだ本質に到達していない気分です。
メンバーA:
バイオフィードバックスキャンの方法を次のように変更してみたらどうでしょうか?
血液をサンプルデジタイザーに垂らしてスキャンする。
そしてヒットした結果の周波数をプラズマで照射する。
最低周波数を100万Hzに設定する。
次に毎日リストレーザーを使って Blood Cleanserというプログラムを行う。
この場合も最低周波数を100万Hzに設定します。
100万Hzとそれ以上の周波数が細胞の壁を効率的に浸透することが分かっています。
次に「Plant Paradox」という本を読んで、植物に含まれるレクチンというタンパク質の危険性を知ってください。
最後は MMS(Miracle Mineral Supplement)です。
以下のリンクで勉強してください。
(筆者注:リンクは割愛)
メンバーB:
自己免疫疾患は全てリーキーガットが原因です。
リーキーガット対策を行ってください。
以上、要約終わり
この投稿は今日のものですので、これからまだまだアドバイスが届くと思います。
ただ私の意見もメンバーBさんと全く同じなので、この投稿記事を紹介したかったのです。
投稿者さんが、過去3か月間行ってきたプログラムで現状維持または痛みの改善を図りながら、別にリーキーガット用のプログラムを照射する。
回り道のようですが、結局この方法が唯一の解決方法だと思います。
腸内微生物叢が好転するのに私の場合は3年程度の時間がかかりました。
この投稿者さんにも根気強くリーキーガット対策を行ってほしいです。
ちなみにメンバーAさんの言っていたレクチンですが、アメリカではレクチン・フリー・ダイエットと言って、レクチンを摂らない食事法がブームになっているようです。
私に言わせれば、リーキーガットの人にとってレクチンはとても怖いものですが、リーキーガットではない腸内微生物叢が良好な人にとっては何も怖くないものです。